忍者の里で育ったブランド和牛
伊賀牛は、忍者の故郷として知られている伊賀地域で育てられた黒毛和牛種の未経産牛をさします。
約30戸の選ばれた生産者による高度な肥育技術と伊賀地域の清らかな水、
そして盆地特有の寒暖差により牛肉本来の旨味とコクが口いっぱいに広がる上質な肉牛に育て上げられています。
古くから地元で愛されてきた伊賀牛は、現在も地元で約8割が消費され
伊賀地域以外での流通が少ない希少価値の高いブランド牛です。
伊賀牛は、赤身の美味しさが特徴的で赤身の濃厚な旨さを感じるとともに程よい脂の甘みと芳醇な香りも感じられます。
その他、黒毛和牛・冷凍水産品(牡蠣、いか)・冷凍コロッケ・冷凍うどん・
ラーメンスープ・ドレッシング・製菓用製粉なども輸出の実績があります。
主な輸出先
主な輸出先は、台湾・香港・マカオ・シンガポールです。
伊賀牛の特長
伊賀牛と松坂牛はどこが違うのでしょうか?
同じ三重県のブランド牛ですが、それぞれに特徴があります。
ここでは松坂牛と伊賀牛の違いをご紹介します。
伊賀牛 | 松阪牛 | |
---|---|---|
品種 | 黒毛和牛 | 黒毛和牛 |
対象牛 | メスの未経産牛 | メスの未経産牛 |
肥育期間 | 但馬牛の種雄を使って生まれたメス牛かつ処女牛に限った宮崎県産の素牛を、伊賀管内(伊賀市、名張市)で最長かつ最終肥育地として12ヶ月以上肥育されている事 | 但馬牛の他、全国各地から子牛を買入れ、松阪牛生産地域(三重県内旧22市町村)での肥育期間が最長・最終である事 |
その他条件 | 伊賀産肉牛生産振興協議会の会員が肥育している事 | 松阪牛個体識別番号システムに登録されている事 |
年間出荷頭数 | 約1,300頭 うち、約1,000頭は地元消費 | 約7,000頭 うち、約3,000頭は東京へ出荷 |
品質維持 | 伊賀で肥育するまでの規定がかなり厳しく限定し、安定した品質を維持している | 出生地は問わないが、肥育の技術とノウハウで高い品質に持っていく |
味 | 赤身の柔らかさと旨味の強さが特徴で、あっさりとした甘みを味わえ焼肉やステーキに向いている | 細かな霜降りで脂肪の比率が高く濃厚な甘みが特徴で、すき焼きやしゃぶしゃぶに向いている |
伊賀肉の味は、芳醇な香りとコク、とろける様な柔らかさで三大和牛をもしのぐ美味しさです。
赤身と脂肪のバランスがよく、脂の旨みに頼らない、
しっかりとした赤身の深いコクも堪能できる、赤身が美味しいブランド牛です。